ニンジンボクを3品種紹介しています。

それぞれ葉が特徴的です。
1本の木でも下の方の葉と上の方の葉、
大きい葉と小さい葉で特徴の現れ方に違いがあるのも
面白いところです。

ネグンドの葉は、
卵型の葉の縁にのこぎり状のギザギザが現れます。
葉脈が凹んでいるので、表面は凸凹していて、
はっきりとした顔立ちという感じです。

大きい葉は長さが15cmほどあり、
他の品種に比べて大ぶりです。

樹形はどの品種も似たような感じですが、
葉が大ぶりなネグンドは、木全体もおおらかな印象です。

花序に集まる小さな花は、全部が一度に開花するのではなく、
おおよそ1か月間にかけて次々と開きます。
淡い紫色の涼しげな花が開き始めると、
ハナバチの仲間や蝶の仲間が次から次へとやってきます。
8月になって、もう咲き終わった花にまでしがみついて
蜜を吸っているハナバチも見かけるくらいですから
彼らにとってはかなり魅力的なのだと思います。

夏の貴重な蜜源植物です。

あまり大きくならないので、
扱いやすく、育てやすい樹木です。
木の根元から、
ひこばえと呼ばれる若芽が精力的に伸びてきますので、
それらを元から切ったり、
下枝を払えば傘のような樹形になり、
暑い夏に木陰を作ってくれるようになります。

【分類】
落葉低木

【高さ】
約4～4.5m

【幅】
約3.5～4m

【開花期】
6月下旬～8月

【植栽位置】
日なた、半日陰

【土の質】
水はけ良く、保湿力のある土。

【水やり】
鉢植え : 表土が乾いたらたっぷり
露地植え : 根づいてしまえば雨任せで大丈夫。

【手入れのポイント】
虫や病気の影響を大きく受けることはありません。


【植え方　私たちのやり方】
https://kanjirou.base.shop/blog/2023/07/29/154331

【育て方のポイント】
https://kanjirou.base.shop/blog/2023/07/29/153613